取り込んだデータの前処理[そのほか]

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ベクトル化をしない方法

ベクトル化をしないときでも、トーンワークで範囲指定を使う必要があるので、くっきりとした主線は必須となる。また着色するレイヤは、仕上がりを考えると主線とは別にするのが普通である。そのとき、主線のレイヤは着色レイヤの上に載せるのが普通である。通常は主線レイヤの下が透けるように、主線レイヤを「乗算」で乗せるのが普通であるが、自分は「乗算」は使わずにやっている。
その方法は次の通り。
トーンバランスを整え、主線がはっきりした時点で新規レイヤを作成し、元の原画(背景)レイヤは隠す。
新規レイヤを選び、「イメージ」>「画像操作」を選ぶ。
画像操作ダイアログを、下の写真のように設定する。
主線透明化
「レイヤー4」というのは、ブランクの新規レイヤのこと。「レイヤー0」は、スキャンして取り込んだ画像(主線)のことである。これでレイヤ4にはグレーレベルに応じて透明化していく画像が形成され、「乗算」を使わなくても下のレイヤが透過するレイヤができる。


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