原画の制作

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用紙に描く上で

ともあれ、用紙を用意して下描きを始めている。
今回は2000年夏コミ向けサークルカットの原画ということで、必要となるサイズは横3.9cm、縦4.65cm。これを最終的に600dpiのモノクロプリンタで出力する。
プリンタ機種はMD-1500、アルプスのMDシリーズ。これのモノクロ出力は、そこらのレーザーより綺麗なので、各メンバーにも配備を要請してある。
で、こちら(神前はるき側)では600dpiのデータとして原稿を作成した上で、東京にいるメンバーの元へインターネットを使って電送する。電送されたデータはMD-1500によって紙原稿にされ、そして印刷本番(今回はサークル申し込み)に回される。

用紙に描き始める

用紙は無地の上質紙でB6サイズの物。これにまずは下描きの下描き、ラフを引く。上記のサイズよりも、二周りほど大きく枠を取って描いていく。サイズはデータにしてから調整できる。
原画ラフ
線が青いのは、青のシャープ芯を使っているからで、これは消しゴムでも消える材質でできている。品名は「パイロットカラアシン青」「カラー」ではなく「カラア」なので間違えないこと。今使っているのは0.5mm径のものだが、最近0.7mmの新シリーズがシャープ本体とともに発売された模様。
線止め開始
とにかく、ここは見ていってもらうしかないが、青でラフを引いた理由は、こののち黒の普通のシャープで線を引いたのち、ペン入れ工程を飛ばしてスキャンにかけるためでもある。
線止め中
ペン入れをするときのように、黒シャープ(0.3mm)で線を止めていく。
そして、原画の完成。ペンと違って失敗しても良いのが心理的に大変に楽。腕の線を止めていないのは、この部分はカットの枠からはみ出すため。
原画完成
手が変なのはご愛敬(^^; どうせ出ないからいいや(爆)
こののち、スキャンに移る。


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