原画

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原画の用意

CG処理を始めるにあたって、まず原画稿を用意しなければならない。
原画とはこの場合、線画として使えるものを指す。たとえば、原稿用紙にペンで描かれた線画であったり、 藁半紙に鉛筆で描かれたものであったりする。鉛筆画であっても、画像スキャン後、特段に画像処理を行い 線画として抽出できれば最終的に作品として完成できるので、充分に原画となる。
また、Painter のようなアプリケーションを以て、直接デジタルデータとして線画を描くこともある。 この場合は特段に線画の抽出処理をしなくても良いことが多い。
一方、線画抽出処理がどうやってもうまくいかない条件の原画では、たとえそれがペンで描かれた絵で あったとしても、原画としては使えないので注意が必要となる。


原画に適するもの、不適なもの

スキャニングによって元になるデータを作る場合を考えてみる。
そのとき問題になるのは

  1. スキャナのスキャン解像度
  2. 原画の線の濃さおよびコントラスト
以上の2点だと思われる。ここで気がついて欲しいのが、線の色そのものには言及していないことである。 そのかわり、線と紙の色のコントラストに気をつけて欲しい。簡単に言うと、白の紙に黒い線というのが、 もっともコントラスト的に有利だということだ。しかし、ここで線色がたとえば緑であったり赤であったり しても、色の濃さがきちんとあれば、処理の上で問題にはならない。そして、このコントラストの問題に 関連して、原画の下描きにおいて一つ手間を省くことができるようになる。手間の省き方については後述。
さて、もう一つの問題、スキャン解像度である。
一口で言ってしまうと、最終出力における解像度が全ての基本解像度となる。ということである。 この講座では


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